今日はそのことについてのつぶやきというか戯言。
アイマスって?
そもそもアイドルマスターとはどういうゲームなのでしょう。そこからはじめよう。
ざっくり説明するとアイドル候補生の少女たちをプロデュースしてプロのアイドルを目指すという恋愛シミュレーションゲームです。アイマスの歴史は2005年から始まります。当初はアーケードゲームとして稼働が始まります。この時期からのユーザーは少なかったように思えます。いわゆる知る人ぞ知るアーケードゲームだったのです。
アイマスとニコニコ動画そして御三家へ
好評を得て2007年にXBOX360で家庭用ゲームとして発売されます。この時期ニコニコ動画も動画サイトとして人気を博しました。このときアイマスのライブの様子をニコニコ動画にアップするという流れが出来ました。これが一気に大人気に!。当初は単にライブ映像だけをアップするものが大半でしたが、その後プロデューサー達(アイマスユーザーのこと)の腕が上がり映像にエフェクトを付けたり歌を差し替えるなどのMAD動画が増えていきます。プロデューサー達はアイドルたちを見せたい。ニコニコユーザー達はライブ動画をみたい。需要と供給が合致したわけです。この時期にさらにアイドルマスターファンは増え、アイドルマスターというコンテンツが確立し、ニコニコ動画御三家の一つになりました。(ニコニコ動画御三家:アイドルマスター、VOCALOID、東方プロジェクト)
そして
上記の盛り上がりから正統進化作品アイドルマスター2の発売が決定されます。
そのときの様子がコレ↓
うんまぁ すごい期待されていたわけです。
で…つい最近公開された開発状況がコレ↓
オオゥw
要点をまとめると以下
1. 今まで使えていたキャラのうち何人かプロデュースできない。
2. ライバルユニットとして男性ユニットが登場することが明らかになる。
この二つの点がアイマスユーザーとバンダイナムコゲームスとの間に大きな確執をもたらしました。
まず1点目 使用不可キャラが・・・
確かにこのことは大きな問題ですが今回の騒動の本質ではないように思えます。アイドルマスターはその性質上多くの少女たちが登場します。正統派アイドル(?)、長身キャラクタ、ちょっとツンとしたキャラ、双子、などなどと様々なキャラ立ちしたキャラクターが登場します。このキャラ立ちが良いためそれぞれのキャラクターの人気は特定のキャラに偏ることなくよく分散していました。このことはアイマスが成功したファクターの一つです。それゆえ、突然のキャラのリストラは思い入れのあるユーザーからすれば、非常に悲しいことだったのでしょう。
2点目 男性ユニットの登場
今回の騒動の一番の原因はコレでしょう。男性、これはこのアイドルマスターシリーズでも徹底して排除されてきたものでした。今までゲームの中では男性を意識させない工夫がされてきました。ゲームの中で男性は黒塗りのシルエットだけの登場でした。明確な男性の登場はプロデューサーからすれば歓迎すべきことではないのです。というのもアイドルたちの表の顔も裏の顔も自分だけが知っているそんな男性ユーザーのある意味利己的な願いがゲームには反映されてきたからです。男性ユニットの登場で単純な話嫉妬が沸き起こっいるのです。
金も出すが口も出す
アイドルマスターというゲームはお金のかかるゲームです。アイドル達の衣装をダウンロードコンテンツとして売っていたのです。またゲームだけではなくアニメ、音楽、ラジオ、マンガ、小説などメディアミックス展開を行っているため多くのユーザー達も惜しみなく散財していっていました。私の知るプロデューサーは30~40万程入れ込んでいました。
自分の思い入れのあるキャラに対してどれだけ投資できるかそれがどれだけそのキャラを愛しているかを測る尺度のようなところもありました。
そんな中でこの騒動、当然多額を投入してきたプロデューサー達は怒りました。普通なら「アイマス終わったな」とか諦めや嘲笑で終わるのですが。しかし、アイマスオタ、普通のオタとは違うのです。彼らの投入した資金は多額で費やした時間は帰ってこない。だから、彼らはネットの中で声高く騒ぎアイマス2の修正を望んでいるのです。
彼らにしてみればアイマスは単なるニッチな趣味ではないのですね。もはや自らの人生をかけた一大コンテンツなのです。
ただ販売側からすると
一方、販売側からこのことを考察すると違う見え方がします。そもそもアイマスというコンテンツ、アイドルをプロデュースさせるというゲームなのであまり一般受けするようなものではないです。ギャルゲ市場だけでもかなりニッチな世界です。特に最近ではニコニコ動画内でもその人気は下がり気味です。簡単にいえば飽きが来たと。事実、派生作品であるTHE IDOLM@STER Dearly Starsは3.7万本ほどしか売れていません。360のTHE IDOLM@STERは10万本売れています。明らかに売上は下がってきているのです。販売側からすると新しいユーザー層を開拓しアイマスを息の長いコンテンツにしたいのでしょう。そこで狙った層が女性です。だからこそ男性ユニットを登場させ、慣れさせ次々回くらいで女性向けアイマスを販売したかったのでしょう。ただ一つ腑に落ちない点があるとすれば、男性ユニットを登場させるのは構わないのですがそれをなぜ男性向けゲームであるアイマス2で登場させたのでしょうか。どう考えても反発が起こることは明らかです。例えば、女性向けアイマスをニンテンドーDSで発売し、反応を見て据え置き機で発売という形でも良かった気がします。
ここまで偉そうなことを書いたのですが、私はこの騒動に対し否定も肯定もしません。というのも私はアイドルマスターをやった事が無いからです。(←オイッw)
ただ、ニコニコ動画で色んなプロデューサーが作った動画を楽しんでいましたから、人事とも思えませんでした。
私は、もう少し事態の推移を見守ろかなーとw
どうなることやら~
どうでもいいけどこんなに長い記事書いたの初めてじゃないか?w
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