2010/09/26

現代科学技術のボトルネックってどこ?

久しぶりにお堅い話。

豊かになったけど・・・足りないんだなこれが
私たちの生活水準はここ数十年で飛躍的に向上しています。それは一重に科学技術力が加速的に発展しているからでしょう。自動車などの燃費の良さは過去と比べるまでもなく上がっています。また、音楽の再生機器の発展なども目覚しいものがあります。MDウォークマンを使っていた頃ではiPodの存在など想像できませんでした。
しかし、これだけ豊かになっても私たちの欲求は満たされないし、不満は解消されません。例えば軽自動車などは確かに燃費は良いです。しかし、坂道になると途端にパワーを失って加速力を失う。また、iPodなどの映像音楽再生機器でいつでもどこでも手軽にメディアを楽しめるようにはなりました。しかし、こまめに充電しないとすぐに充電がきれてしまいます。

それぞれの結論
ただ、どれだけ科学技術が発展しようとも人の欲求や不満が解消されることはない。という人の業の深さで結論づけることもできます。しかし、それは哲学者や宗教家の結論であってエンジニアやメーカーの結論であってはいけないのです。

本題
話がそれてきているような気がするので修正すると。先の話題の軽自動車のパワー不足、iPodの再生時間の短さは一体何が問題で起こるのでしょう。
それは、『ジェネレーター系の小型軽量化が十分ではない』。この一文に集約できます。またこのことは軽自動車やiPodなどの音楽再生機器だけではなく、私たちを取り巻くデバイス群のボトルネックは広い意味でのジェネレーター系にあるのです。

ジェネレーター系が小型軽量化するとどうなる
軽自動車で最も重い部品とはどこでしょう?それはエンジンです。パワーが欲しいならエンジンを排気量の大きなものに変えるしかない。ただ、大きなものに変えると今度は重量が増して燃費が悪くなる。逆に燃費を上げるとパワーが落ちる。そう、軽量で高出力のエンジンがあれば良いのです。そうすれば、燃費は良いし、パワーのある自動車の出来上がりです。でも、現実的には出来ていない。何故か、エンジンというジェネレーター系で起きているのはガソリンの爆燃という燃焼反応です。簡単に言えば爆発を起こしているわけです。そして爆発に耐えるためには重金属を使わざるを得ない。

ボトルネックにしてブレイクスルー
ジェネレーター系の小型軽量化が現代科学技術のボトルネックです。これは、どの業界の人も分かっています。自動車然り、デバイス然り。ジェネレーターの小型軽量化と簡単に言いましたが、これは簡単なことではない。もう既存の技術ではどうしようもないところまで来ています。そのため、新しいジェネレーター系の開発が望まれます。小型軽量で高出力のジェネレーターを開発した人は世界一の億万長者でしょうね。

どういうジェネレーター系がいい?
さて、問題提起だけするのはいかがなものかと。ということで次世代ジェネレーターを考えてみました。出力は汎用性を持たせるためにも電気が良いでしょう。そして、ジェネレーター系だけを別に設けるという考えは捨てましょう。
ヒントは人間化する科学技術です。人間は特定の臓器にエネルギーを貯め、また特定の臓器でエネルギー変換など行っていません。私たちを構成する細胞ひとつひとつがジェネレーター系なのです。そう、つまり自動車で言えば車体やバンパーなどの筐体の素材そのものをジェネレーター化させるのです。例えば、超高密度多孔質素材に電解質溶液を染み込ませそこから電気エネルギーを取り出すなんてのはどうでしょう。そしてその素材を車のボディなどに使う。配線は好きなところから取れます。

素材がエネルギーを生む
自動車を例に話しましたが、素材そのものからエネルギーを得るジェネレーター系にするというのはあらゆるデバイスに応用できます。ということで誰か作ってください。ハイ

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